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新世紀ブルー・レッド
¥35,000
キャンバスにAI画をメディウム転写、アクリル F3(273×320mm) 2024 AI使用 この絵は、セカイ系の記憶から滲み出た、色彩の亡霊だ。90年代からゼロ年代初頭。幼少期に見た“鬱展開”の数々は、ストーリーの核心よりも、ただキャラクターが泣いていたり、壊れていたりする場面だけが鮮烈に焼きついている。この作品では、そうした曖昧な断片をキャラクターアートとして召喚し、さらに絵具で汚染し、混乱させ、再解釈している。「誰かと繋がって一つになりたい。」世界が終わっても、あなたといたい」。セカイ系に固有の感情構造を、青と赤の色彩に託して。“ブルー”は孤独の色であり、“レッド”は破滅の色だ。ふたつは溶け合わず、ただ画面を走る暴力のようにぶつかり合う。それは物語の続きを拒絶しながら、いまだに終われない青春の幻視である。
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壺を眺めて考える少女
¥11,000
2024 キャンバスにAI画をメディウム転写、アクリル F0(180×140mm) AI使用 カルト宗教の影響下で育った経験をもとに制作した作品だ。私は旧統一教会の2世として育てられた。統一教会の壺は信仰と献金の象徴であろう。少女は過去の自分であり、無力さや疑問を抱えながらそれを見つめている。先日、「どうすればよかったのか」という、家庭問題に切り込んだドキュメント映画を見た。まさに私たち家族も「どうすればよかったのか」と思っているところだ。そのような、感情の整理されていない記憶の数々を思索している。本作は、信仰と個人の距離について視覚的に考察する試みだ。
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AIの考える『デイヴィッド・ホックニー、シェル美術賞みたいな絵』
¥13,200
SOLD OUT
キャンバスにAI画をプリント、アクリル加筆 140✕180mm 2023年作